人気ブログランキング |

カテゴリ:詩・エッセイ( 72 )

オートバイ乗りにとって幸せなこと。

f0010639_2253778.jpg

天気がいいこと。
道がすいていること。
事故らないこと。

バイクの調子がいいこと。
バイクが壊れないこと。
壊れても深刻じゃないこと。

自分好みにカスタムすること。
付けてみたいパーツに出会うこと。
信頼できるメカニックに任せられること。

ガソリンが安いこと。
燃費が良いこと。
メーターが切りのいい数字を刻むこと。

きれいに曲がれること。
ピタッと止まれること。
スムーズに加速すること。

赤信号につかまらないこと。
渋滞に巻き込まれないこと。
パトカーを見かけないこと。

高速道路で遠くまで走ること。
旅先の食べものがおいしいこと。
雨がふってもカッパが浸水しないこと。

海岸線をトレースすること。
山道をクネクネ走ること。
林道で泥だらけになること。

駐車スペースが見つかること。
とめてる自分のバイクに惚れなおすこと。
ほかのバイクに浮気心をくすぐられること。

休日の予定が埋まること。
平日に休みをもらうこと。
道行くカブの排気音に元気をもらうこと。

立ちゴケしないこと。
エンストしないこと。
ガス欠しないこと。

仲間と走ること。
タンデムで走ること。
ひとりで走ること。

地面が平らなこと。
大地が揺れないこと。
帰れる家があること。

...オートバイとともに、いられること。

 


  
 

by bmwnamusume | 2019-03-12 16:11 | 詩・エッセイ

知れば知るほど


わたしの友人に、バードウォッチングを趣味とする人がいる。

わたしはめんどうくさがりだ。わざわざ鳥を見るために野山を歩き回って、見つかってもすぐ飛んで行っちゃうんでしょ?という先入観が邪魔をして、とくに興味を引く話題ではなかった。

きのう、散歩していたら、ぽかぽか陽気の中、収穫済みの枯れた田畑でスズメたちが集まっていた。冬毛のすずめは羽根がふくふくと膨らみ、丸っこくて可愛いものだ。

角を曲がると、わたしの前をテケテケ歩いている白黒の小鳥がいた。

わたしは、小鳥に敵意はないよとおなかで思いながら、同じ歩調であるいていく。

小鳥は振り向いて、羽根を広げ、とび去るのかと思いきや、5mほど先に着地し、またテケテケと歩いていった。可愛いものである。しかし、あの子から見たら、ちょっとしたストーカーのようで、良い気分ではなかっただろう。

そして例の友人のことを思いだした。彼女なら、その鳥の名前や特長を知っているだろう。いろんな鳥が、すべて彼女にとっては違う鳥で、それぞれの趣を感じるんだろう。

と、おもった瞬間、自分もちかごろ熱を上げている木工教室で、木材の違いを見分けられるようになってきた事を思い出した。

杉、ラワン、ベニヤ、シナベニヤ、イエローポプラ、ブラックチェリー、ウオールナット、タモ、ニレ、栗、けやき、柿、オリーブ、樫...まだまだある。

いままでなにも分からなかった自分が、こんなにもいろんな木の名前や木目の美しさ、加工のしやすさを知っている。

広げて考えればBMWのふるいオートバイの車種もわたしはかなり知っていて、それぞれのバイクを目にすると立ち止まって鑑賞してしまう勢いだ。

渓流釣りにはまっていた頃は、同じマス族でもニジマス、イワナ、ヤマメ、ブラウントラウト、イトウ、オショロコマを見分けられるようになっていた。最初はどれも同じに見えたんだけどね。

ひとは、小さな違いを楽しむ本能っていうのが、あるんだねえ。

バードウォッチングなんて、と門外漢の食わず嫌いであったが、自分も案外「ウォッチャー」なんだ。

洋服のブランドや木材、オートバイ、魚類と、知れば知るほど知りたくなるものって、世界には豊かにあるんだな。
 
 
 

by bmwnamusume | 2019-02-16 07:43 | 詩・エッセイ | Comments(1)

半分超えた。

5℃。シールドをあけたまま加速したら、涙が滲んだ。

23年目のオートバイライフ。出会ってから18年目のもんじろう号。

誕生日おめでとう、おれ。

人生の半分以上バイクに乗っているんだなあ。
 
 
f0010639_07565875.jpeg
 

by bmwnamusume | 2019-02-05 07:53 | 詩・エッセイ | Comments(2)

スピードメーター

f0010639_22250860.jpg


針が真上を指したら120km。
トップギアならタコメーターは4000rpmだ。
長くのりすぎて、もう暗記している。

針の角度だけで、いま自分は何キロ出しているのか、何千回転まわしているのか、直感的につかめるようになりなさい、と何かの本に書いてあった。

まだ付き合いの短い四輪の方も、バイクと同様に左にスピードメーター、右にタコメーターが配置されている。

しかし260kmまで刻まれたメーターのうえでは、10km/hごとの間隔も狭く、針がそう大きく踊ることはない。ご丁寧に0~20kmの数字も押し込めているものだから、余計に文字盤が窮屈そうに見えてくる。

ま、近頃のクルマなので、中央の液晶画面を「走行スピード表示」に切り替えれば、でかでかとデジタル数字が表示され、解決することなのだが味気ない。

腕時計がどんなに進化しても、アナログの文字盤では扱える数字は12までと決まっている。それが案外、自由を制限しつつ、美しさを規定しているのかもしれない。

300km/h以上走行可能なクルマやバイクのメーターは、さぞや実用性に欠けることだろう。目盛りを読むには不適当であり、デジタル化せざるを得ない。

道行く歩行者の危険察知度も、運転する人間のモラルも、制限速度も交通事故発生率も、そう進化したわけではない世の中で、乗り物だけが無為に先を急いでいる。

嗚呼、用の美が破綻してしまう。残念なことである。

わたしは、アナログ計器が好きなのだ。





 
 
 


by bmwnamusume | 2019-01-03 13:40 | 詩・エッセイ | Comments(6)

どうして?どうして?

ふと思い出したのでかいておく。

「どうして?どうして?」ときいてくる子供の心理。

それは事実を知りたいと言うより、そこから引き出されるファンタジーを楽しみたいのだ。

そこに気がついてから、わたしは、「どうして星人」の扱い方を心得た。

for example.

Qどうして空は青いの?

海の色を反射して青いんだよ。

Qどうして海は青いの?

海の水はほんとは透明なんだ。両手で救って手のひらの中にある海水は透明でしょ?それがいっぱいいっぱいお風呂よりプールよりいっぱいになると青く見えるんだ。

Qどうしていっぱいになると青くなるの?

わかんないけど、海の深さや浅さが関係してるかな?浅瀬の水の色は薄いんだ。でも深くなっていくと青が深くなっていく。サンゴ礁のビーチって、すばらしくきれいな明るいブルーなんだよ。逆に海の深さが何百メートルも深いと、太陽の光が届かなくなって真っ暗になるんだ。そこに住む生き物は目を頼りにしないで生きていくから目がなかったり、体に模様や色がなくって気持ち悪いんだよ~

と、会話を転がしていく。

質問者の興味は最初の質問などどうでも良くなり、「お風呂よりプールより大きな水たまり」を脳内で構築することを楽しみ、「サンゴ礁のビーチ」なるものに憧れ、「深海の暗黒世界」にスリルを感じることだろう。

事実がさっぱり分からない場合も平気だ。「神さま」や「宇宙人」や「おばけ」、なんでもいいから神秘を使って想像を広げてゆく。ただし、本当に信じてしまわないように、しっかりとウソだよっとわかるようなオチをつけてゆく。

ようは、「おさな心の君」との知的なキャッチボールと心得ることが肝要だ。

小さな人よ、何でもきいてくれ。

おれは何でも知っているよ。
 
 

by bmwnamusume | 2018-11-10 03:22 | 詩・エッセイ | Comments(1)

air heads


走り終わってガレージに。

油温の下がっていく様は、まるで「生あるもの」が眠りにつくかのよう。

まだヘッドライトがあたたかい。

小虫の死骸、水垢、泥汚れ。

共に走った証を愛でる。いつのまにあんなにプラグコードが汚れたんだろう?

オーリンズのサスはいまだ新品のようだ。黄色がもっとくすめばいいのに。

一時間は余裕で鑑賞できる。ただただぼんやりと。

アタマの中は「空」である。

「冷」が必要なのはわたしの方か。
 
 
f0010639_02300858.jpg
 

by bmwnamusume | 2018-10-23 02:26 | 詩・エッセイ | Comments(0)

Wolf dog

f0010639_15180166.jpg
バイクをね、いつもはだいたい、おとなしーーく
礼儀正しく、事故なく安全運転を。

と、ハチマルに乗るときは自分を抑えるんだけどね。

ときどき、気持ちが高ぶって、タガが外れることがあります。
整備上がりの絶好調のときとか、好きな人が後ろで嬉しがってくれるときとか。

エンジンもタイヤも暖まってくると、

心のビートが高まって、いてもたってもいられなくなって、
低めギアでダイナミックに、ノロいクルマをちぎりさっていく。

判断ミスしそうなところはもちろん抑えるけど、
ノリがいいときのおれは、すこし羊の皮を脱いで、牙をむく。

おれは狼犬。満月の夜は、鎖を引きちぎって、吠えるんだ。
 
 

by bmwnamusume | 2018-06-28 15:17 | 詩・エッセイ | Comments(4)

50年!


きょうは素敵な出会いがあった。

道を歩いていると、横から出てきたママチャリの女性。

右ばかり見て、ぶつかりそうだ。

左にいるわたしが止まって待っていたら「ごめんなさいねー 気づかなかった!」と。

わたしは、その自転車が、デザインは古びていないけど、車体の錆び方が尋常じゃないことに目を奪われていた。

失礼かとは思ったのだが、「結構なさびかたですねー」とお返ししてしまった。

「そうなの。この自転車は、わたしが高校生のころから使い続けていてね。50年ものなの!サンスターの自転車。むかしはサンスターも自転車をつくっていたのよ、大阪でね。いまでは自転車屋さんにもびっくりされるのよ!」とのお答えが。

50年とは恐れ入りました。

雨の日も風の日も、うれしい日も悲しい日も、ずっと一緒に居たんだね。

機械は、メンテナンスさえし続ければ乗り手より長生きする。

お姉さんの自転車は、ギシギシともキーとも鳴らさず、それはそれは静かに走っていった。

「自転車屋さんにもおどろかれる」とおっしゃっていたのだから、メンテナンスにも気を使っておられるのだろう。何一つ不調の感じられない見事な漕ぎ出しだった。

質問して良かったな。すばらしいお話を聞かせてもらえた。

わたしのオートバイも、50年、60年と、乗り続けたいものだ。
 
 
f0010639_21470440.jpg

by bmwnamusume | 2018-06-01 21:47 | 詩・エッセイ | Comments(0)

551

f0010639_22311654.jpg

汗ばんだTシャツと、ジャケットのすきまを、

風が通る5月の午後5時。 

この季節、この時間。

一番最高。
 
 

by bmwnamusume | 2018-05-25 22:02 | 詩・エッセイ | Comments(0)

I am a pilot!!

f0010639_23121206.jpg


バイクの操縦とは、あらためて複雑なことだ。とおもうことがある。

19歳で、免許を取った。

おなじ大学の先輩が、ヤマハのビラーゴ250にのっていた。

晩飯でも行こう、とうしろに乗せてくれたことがある。ずいぶんかっこよくみえた。

ビラーゴは、背もたれのついた、アメリカンだったから、前後のふらつきもなかった。

安心してのせてもらった。

いつしかじぶんも、バイクの魅力にとりつかれ、教習所にかよいはじめた。

右手はアクセル、前ブレーキ、左手はクラッチ、右足はうしろブレーキで、左足はギアチェンジ!

原付も乗ったことがなかったので、スロットルを回して発進し、両足をつかわずバランスをとることさえ理解に苦しんだ。

自転車なら、足につたわるタイヤの抵抗で、両足をペダルに乗せるタイミングもわかるのだが、鉄の塊みたいなホンダの400ccの教習車が、足を離して倒れず走り始めるなんて、飛行機が空を飛ぶほど信じがたい乗り物だと思った。

それにくわえて、半クラッチ。なんですか、それは、と。

その間にも、スピードを乗せたら、休む間もなく、アクセルのオンオフでクラッチを切ってシフトアップ。

ビラーゴ先輩は、なんてすごいことをしていたのだ!と、心の底から降参した。

そんな自分も、なんとか免許を取って、両手両足すべてを休みなく動かして操るオートバイの楽しさが、わかるようになった。

体重移動や目線、危険予測。バイクに乗っている間は、処理することがたくさんあって、

ワインディングはもちろんだが、人通りの多い街中の方が神経を使う。

さて、ふるいBMWは、停車するたびにガソリンコックをオフにするのが掟である。オーバーフローされては困るので、一応守っている。

過去一度、ガソリンコックをオンにするのを忘れて出発してしまい、交通量の多い交差点の右折中にエンストしそうになった。

そのときは、うしろに人を乗せていて、タンデマーの命も、わが手のひらに。

一瞬にして、わたしは左手でクラッチを握り、右手でコックをオンにし、流れるような手つきでリーンしながら

セルボタンを押して、バイクを蘇らせて、右折を完了した。

たいへんな芸当を、わたしもできるようになったものだ、とかつてのビラーゴ先輩を超えた気がしたのだが、

すべてはガソリンコックをオンにし忘れた、というひとつまみのミスから発生したハラハラだった。

あれから何年経ったかわすれたが、いまだにわたしは同じオートバイに乗り続け、

相変わらずガソリンコックの切り替え忘れを、しょっちゅうしてしまう。

ガソリンが切れそうになったバイクの変調にも、なれたものであるが、いつまでもビギナーのような失敗をしてしまう自分に、

バイクの操縦とは、あらためて複雑なことだ。とおもうことがある。





by bmwnamusume | 2018-05-16 02:02 | 詩・エッセイ | Comments(4)


3,500rpmの考えごと。


by bmwnamusume

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

カテゴリ

全体
はじめに。愛車紹介 BMW R80
詩・エッセイ
BMW R80 オリジナルムービー
BMW R80 メンテ記録
バイク用品インプレッション
ライディング・ウェア
キャンプ道具
行った街、店、場所
未分類

検索

お役立ちリンク

【BMWパーツ】
BMWパーツカタログ
純正部品
輸入屋ビーマー
中野モータース
リトモ・セレーノ

Moto-bins (英語)
 徹底解説・Moto-bins

Motorworks (英語)




※当ブログへのリンクについて、連絡の必要はありません。どうぞご自由に。大歓迎です。http://bmwna.exblog.jp/


※当ブログに掲載されている文章及び画像の、無断での転載・引用・流用は、ご遠慮頂きますようお願いいたします。



※非公開コメントをくださる方は、本文中にその旨お知らせください。返信の際、考慮させていただきます。

最新のコメント

おっ!同年代ですね お..
by 赤鼻NGT at 21:01
物の良し悪しを見分けられ..
by 赤鼻NGT at 20:58
おめでとうございます。 ..
by R100RS at 13:18
デジタルにしてもアナログ..
by よたよた at 00:34
こんばんわ ベンベな娘さ..
by 平二 at 20:20
あけましておめでとうござ..
by なかちゃん(R80) at 10:09
> bmwnamusu..
by be-nbe at 11:16
あけましておめでとうござ..
by bmwnamusume at 22:28
アナログのメーターに灯さ..
by 赤鼻NGT at 18:36
子供は結構、お父さんお母..
by TigerSteamer at 14:35

記事ランキング

ブログパーツ

画像一覧

以前の記事

2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 03月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 03月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 03月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 03月
2005年 12月
2004年 05月
2004年 01月
2001年 03月