カテゴリ:詩・エッセイ( 64 )

雨にも負けて

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雨にも負けて
風にも負けて
花粉にも夏の暑さにも負ける
軟弱なからだをもち

慾深く
すぐにポチって
いつも静かに笑っている

一日に20リットルのガソリンと
少しの鉱物油を食べ

あらゆる新車情報を
よく見聞きせず、分からず
そして忘れる

野原の松の林の陰の
小さなポップアップテントにいて

東にマクフリの新作出れば
行って試着してやり

西にキャンプの予定あれば
行って焚火し酩酊する

南にベンべに乗りたがっている人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい

北に原発や増税があれば
つまらないからやめろといい

日照りの時はやる気をなくし

寒さの冬は着ぶくれだるま

みんなにでくのぼーと呼ばれ

褒められもせず
苦にもされず

そういうものに
なってしまった


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by bmwnamusume | 2014-07-07 19:03 | 詩・エッセイ | Comments(10)

美しくなりたい。

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オートバイの良さは、車体の存在感や速さではなく、にんげんが操る美しさにあるとおもう。

乗っている時のこころの余裕、バイクとの一体感、技術的な制御性能がバランスしていれば、どんなバイクも美しく見える。

たとえ原付でも。たとえ一瞬でも。見れば伝わる。



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by bmwnamusume | 2014-07-03 19:24 | 詩・エッセイ | Comments(9)

ハックルベリー=フィンの週末

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朝、ラジオをきいていると、本日の兵庫県南部は、夕方から雨らしい。

朝食を食べたあと、梅雨前線がもたらす涼しい風にさそわれて、グローブとヘルメットとカギをにぎった。

なんとなく、西の、北のほうを目指していく。そっち方面は山ばかりだから、県道をえらんでいけば、スムーズにワインディングを楽しめる。

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どんよりとした雲が、ダムの上にのしかかっている。すれちがうバイクもいない。

そこからしばらく、幅30メートルくらいの川を左手に見ながら走る。小雨が降ってきた。

ここは、ミズーリじゃないから、ミシシッピのような大河はないけど、わたしもハックルベリー・フィンのように、気ままに流されていく。

こんなの、冒険とも言えないけれど、何事も起らなかった日の、のんびりとしたハックの気持ちが理解できた。


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本日の燃費 20.46km/l@¥169

くろんぼのジムは、腹いっぱいレギュラーガソリンを食べて満足した。
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by bmwnamusume | 2014-06-28 19:16 | 詩・エッセイ | Comments(6)

立つ鳥、

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ある無料キャンプ場で、数日間をすごした。

九州の南のはじっこ。

年の瀬なのに、ウソみたいにあたたかく、シャツ二枚で過ごせた。

大みそかには、場所の取り合いになるほどの活気で、ライダーチャリダー車中泊。

ムチャな酔っぱらいの団体が東屋を占拠し、水をくみに行くのにすみっこに入って「すみません」と一言。

なんでわたしが謝るんだ?と思いつつ、これは彼らへの皮肉。あえて大きな声でハッキリ言った。

翌日からはだれもいなくなり、静かな日々をすごした。波の音もよく聞こえた。

撤退の日の午前中、感謝の気持ちでゴミをひろった。

雑木林のかげには、ペットボトル、空き缶、吸いがら、お菓子のふくろ。

東屋のかげには、大量の牡蠣がら、食品トレイ、ボロ服、卒塔婆・・・。

水道まわりの生ごみ、歯ブラシ、カセットガスの空き缶も成敗。

サイト中をめぐって、片っぱしからトングでつかみ、ゴミ袋二杯を満ぱいにした。

潮のひいた海岸線の、ぬれている場所で、灯油をぶっかけ、流木を組んで全部もやした。

容赦なく、断固として、そして徹底的に焼きつくした。

あとは、満ちた潮がその痕をきれいに流してくれるだろう。
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by bmwnamusume | 2014-02-26 20:56 | 詩・エッセイ | Comments(5)

Alternative.

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ラジアルかといえば、バイアス。

ディスクかといえば、ドラム。

インジェクションかといえば、キャブ。

合成油かといえば、鉱物油。

水冷かといえば、空冷。

OHCかといえば、OHV。


いささか、旧式ゆえ。

なんの不満もない。
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by bmwnamusume | 2012-07-20 19:16 | 詩・エッセイ | Comments(2)

奈良県、国道169

どこまでもどこまでも、なだらかなワインディングがつづく山の中、
ミシュランが水しぶきのシュプールを描いてゆく。

トンネルを抜けると紫陽花。
深緑にうかびあがる紅から藍の淡いグラデーションが、たまらなく綺麗だ。

前を走る好きなひとが寄せて停車した。
フルフェイスのシールドを、上げた端から水滴がしたたって、
泣き顔みたいでドキッとさせる。

「もう降らないと思う。カッパ脱ごうか」
いつの間にか雨雲を追い越していた。

うんとか言いながら、着替えるのも忘れて、彼女の写真ばかり撮っていた。

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BMW K1200R
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by bmwnamusume | 2012-06-25 19:19 | 詩・エッセイ | Comments(6)

きょうは、1月17日。

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きょう、テレビで神戸の小学生が、こういっていました。
「むかしのひとは、大変だったんだなあとおもいます。」
神戸市民の約4割が、震災を知らない若者になったそうです。

あれから、17年が過ぎました。時間は、確実に流れている。
あの絶望と混沌、そして無条理な死のリアリティが、薄れてゆく。
それが、わたしにはショックなのです。センチメンタルな意味ではなく、
忘れてしまうことで、また多くの人命が危険にさらされる、と感じるのです。自分も含めて。

震災など、もう二度と起こらないのなら、忘れてしまって他人ごとにしても
いいのかもしれませんが、あした、否、1秒後にまた同じことが起こるかもしれない。
その可能性が毎日ゼロではないのです。

だからこそ、残されたものは、伝え続けなければならないし
知らないものは、耳をかたむけなければならないと思います。

とおい未来のためにではなくて、いま生きてる自分のために。
あした被災者になっているかもしれない自分と大事な人のために。

ちょっと、気をつけておかないとね。
生きる知恵と、少しの備えを忘れないように。         
たまにはキャンプをして、不便を楽しむ能力を養わないと。
国も報道も電気も、頼りにならないから。

とにかく、きょうは、1995年を思い出す日。   

黙祷。







山田深夜さん作  生きなきゃね  ぜひ読んでみてください。 わたしは十回泣きました。
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by bmwnamusume | 2012-01-17 22:49 | 詩・エッセイ | Comments(0)

アルコールとガソリン

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バイク乗りは酒に弱い。

ただしこれには条件があって、20歳前に免許をとった「まじめ」なバイク乗りに限ります。

19歳で免許をとったあのころ。しばらくして、「酒が飲めるぞー」のお年ごろになったものの、そんなことよりバイクがおもしろい。コンパも打ち上げもカラオケもバイクでいって、ひんしゅくを買いつつお茶やジュースでナチュラルハイ。宴のあと、愛車にのって寝静まった2号線を吹き抜ける夜風が気持ちいいこと。

電車なんかで移動するのに苦痛をおぼえ、ですけどお友達とワイワイするのは大好きならば、自然と肝臓はきたえられることなく、ビールの一杯や二杯でポーっとなるヤワなおとなになってしまった模様です。

いっときは、酒にも面白味があるだろうと、無茶してグイグイのんでみたりもしましたが、次の日の苦痛がひどい。炎症をおこす脳内、ボロ雑巾になった舌、ヤニでねばつく気管、こみあげてくる胃酸、便器に顔を突っつむ屈辱、泣き言をもらしたおぼろげな記憶。・・・自業自得、果てしない自己嫌悪。

あのころ、ガソリンばっかり飲んで自分に酔っていたから下戸になってしまったのでしょうか。
それもこれも、オートバイが悪いのであります。
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by bmwnamusume | 2011-08-01 21:07 | 詩・エッセイ

キリンは泣かない。

※この話は、1987-90年に連載された漫画『キリン』のパロディです。

感情というのは、やっかいなものであります。

オートバイを運転するときは、バナナで釘が打てるくらいクールに、「冷静のかたまり」でありたいところですが、まだまだ修行が足りないようで。

先日、快適ワインディングロードを抜けて、市街地へ入ったところ、そうね、4台くらいたまった赤信号に遭遇。
左サイドはわりと広く、無理なくすり抜けできそうだったので前に出ることにしました。

信号が青に変わり、快速続行~♪と走りだした瞬間、なにやら右側からブワっと風圧が。後ろのクルマがわたしの右側すれすれを猛スピードで追い越していきました。一車線なのに無理やり。

カチン。 危ないやんか。

自称「冷静のかたまり」は、沸き立ち、アクセルをひねってしまいました。

しかし、すぐにまた赤信号につかまるデカ尻。冷却が足りないわたしの感情は、素直に後ろに並ぶことを許しません。またもや先手をとって、前に出てやりました。無理抜きは許さんーっと、右よりで。

ところが、これが反省を促すどころか逆効果。カチンがカチンを呼び、クロスカウンター化したカチンは数倍のカチンとなって橋本(仮名)の心を燃えあがらせてしまいました。

背後に殺気。ハミ禁のオレンジラインも無視状態で、わたしを抜きにかかってきます。

ミラーを見るのがこわいこわい。こういうときは、ストップランプをチカッ?



・・・なにやってんだ。

こんなの全然楽しくない。
追い立てられて出すスピードほど不愉快なものはありません。

よっぽど腹が立ちましたが、こんなハイペースは性に合わぬ、と先に行かせました。

クルマをぶっちぎれれば、気持ちは晴れたのだろうか?
いや、どちらにせよ、どちらの胸にも「怨念のかたまり」が残ったことでしょう。

感情に任せるような走りは、絶対にしたくない。
などと、「反省のかたまり」となった帰り道でした。


そのうち白いバイクに仇討ちしてもらおっと。



っていうか、『キリン』映画化ですって。それも実写。真木蔵人。

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by bmwnamusume | 2011-06-19 22:51 | 詩・エッセイ

アストロ・ガール

もんじろう号に乗って、 
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宇宙へ行ってきました☆ 
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星の間をスラローム、 
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UFOにパッシングされました。 
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by bmwnamusume | 2011-02-27 22:51 | 詩・エッセイ


3,500rpmの考えごと。


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